Vimeoを通して最大 1080p HDの美しいライブ動画を配信するには、カメラとVimeo Premiumまたは Vimeo Enterpriseアカウントが必要になります。Premiumプランとライブ配信機能の詳細についてはここでご確認ください。
✦Vimeoでのライブ配信設定
ライブ配信をするにはまず Vimeo でイベントを作成します。お使いのブラウザからVimeo.comにアクセスし「アップロード」をクリック。ページ右側にある● ライブイベントを作成ボタンをクリックすると、名前・日付・イベントのプライバシー設定を入力する画面になります。指定の時間にライブイベントを開始するよう予約設定している場合でも、マニュアルでその時間に配信しなければなりませんので予めご了承ください。
次へボタンを押すと、ライブストリーム配信の管理センターであるライブ設定ページに移ります。
ストリーム設定の概要については、こちらの動画をご覧ください。
✦ライブ設定ページ
ライブ設定ページでは自分の配信のVimeo URLにアクセスし、サムネイルの追加や配信の埋め込みコードの取得、live視聴者チャットの有効化、そして準備が整ったらライブ配信を開始できます。
ライブ設定ページの上部、配信名の横にペンのアイコンが表示されます。そこでは、配信名の編集と放送時間の残り時間 (Vimeoでの配信はそれぞれ12時間が最長です) がカウントダウン表記されます。また、このページではサムネイルの追加オプションが表示される (プレーヤーウィンドウの左下) ほかオンサイト、埋め込み、配信先タブも表示されます。
オンサイトタブ
このタブにはVimeoでのストリーム配信用の共有リンク、liveチャットの有効/無効の切り替えボタン、イベントのプライバシー設定を変更するボタン、編集可能な説明枠が含まれます。
埋め込みタブ
このタブでは、ライブ動画の埋め込みプレーヤー用により高度なカスタマイズオプションをご利用いただけます。Premiumメンバーの場合は、ストリーム配信前後にE メールキャプチャー機能を追加できます。また、ライブ動画プレーヤーと視聴者チャットモジュールの埋め込みコードを取得することも可能です。
配信先タブ
このタブから自分の同時配信設定にアクセスできます。この機能を使えば他のソーシャルプラットフォームやマニュアルのRTMP配信先に中継で配信できます。同時配信についての詳しい情報は同時配信ガイドをご覧ください。
チャットタブ
ここでは、イベントのライブチャットをモニタリングできます。チャットの上にある [その他のオプション] アイコン (•••) をクリックして、チャットを無効にするか、トランスクリプトを.txt ファイルとしてエクスポートすることもできます。チャットのトランスクリプトは30日間ダウンロードが可能です。
アンケートとQ&Aタブ
ここから、ライブ投票またはQ&Aセグメントを作成できます。投票とQ&Aの詳細については、この記事を参照してください。
✦ ライブ配信を開始する
設定の調整が終わりストリーム配信の準備ができたら、ライブ設定ページの右上にある次へをクリックすると、お使いのブラウザがウェブカメラにアクセスできるようになります。ここではウェブカメラと接続 (RTMP) の二つのタブが表示されます。
ウェブカメラ
[ウェブカメラ]タブには、ブラウザベースのエンコーダのプレビューが表示されます。ウェブカメラの設定をクリックすると、WebRTCプロトコルをサポートしている場合、Webカメラとマイクを入力端子として接続してデスクトップブラウザから直接ストリーミングを開始できます(VimeoではChrome 28以降の使用をお勧めしていますが、Firefox 22以降とSafari 11以降も両方ともWebRTCをサポートしています)。USBマイクやウェブカメラなど、他に接続されている入力端子がある場合は、これらもドロップダウンメニューに表示されます。いくつかのより高度な入力端子はVimeoで動作するために外部のエンコーダを必要とするかもしれません。
さらに、ウェブカメラを使用してブラウザ経由でライブ配信する場合、 画面、特定のアプリケーション、またはChromeで開いているタブを共有するオプションがあり、プレゼンテーションやソフトウェアのデモンストレーションに最適です。この機能はGoogle Chromeでのみ機能します。
接続 (RTMP)
接続タブにはイベント用にお使いのRTMP URLとストリームキーが含まれます。RTMP URLとストリームキーをコピーして放送エンコーダの配信先入力画面に貼り付けてください。イベントの開始準備ができたらお使いのエンコーダからストリーミングを開始しましょう。 お使いのウェブカメラとブラウザのエンコーダの状態に関わらず、ストリーム信号は視聴者にライブ放送されます。インターネット接続の問題が発生した場合に備え、ここでお使いのエンコーダ内で配信のローカル録画の開始をお勧めしています。
Livestream Studio
接続タブにはまた、Livestream Studioへのリンクが含まれていますので、この放送ソフトウェアの使用方法について詳細をご確認いただけます。これはVimeo Premiumメンバーシップに含まれているサービスです。このソフトウェアはVimeoへのストリーミングに適したデザインになっており、他のプロダクションソフトウェアやハードウェアにはない高度なプロダクション機能が多く入っています。Livestream Studioについての詳細はLivestream ヘルプセンターをご覧ください。
ストリームプレビュー
外部エンコーダ経由でストリーミングする場合は、ストリームプレビューをオンにするオプションがあります。これにより、エンコーダからストリーミングを開始し、ストリーミングの低レイテンシのプレビューを 視聴者にライブ配信する前に、ストリーム状態と共に確認することが可能です。これはデフォルトではオフになっており、個々のイベントに対して設定する必要があります。
この動画では、ライブ設定の概要とライブプロセスについて説明します。
✦ ライブ配信の管理
ストリーム配信が開始されると、イベントのタイトル、配信の最大残り時間のカウントダウン、ライブ配信中を意味する表示ランプ、配信を終了するボタンが表示されます。
ストリーム配信プレビューウィンドウでは、視聴者が見ているあなたの配信画面が同じように表示され、下にはライブストリーム配信統計が表示されます。
✦ チャットのモデレート
視聴者チャットを有効にしている場合は、プレイヤーの右側に表示されます。チャットメニューには、チャットを最小化、無効化、有効化、および独自のウィンドウへのポップアウトのオプションが含まれています。ユーザーはゲストとしてログインしたり、チャットや280文字までのメッセージを投稿できます。メッセージにカーソルを合わせて右側の [ブロック] アイコンを選択すると、個々のコメントを削除したり、ユーザーを完全に禁止できます。問題のあるユーザーも引き続きコメントはできますが、コメントは他の参加者には表示されなくなり、他の参加者からは無視されているように見えます。必要に応じて、ユーザーのブロックを解除することができます。
注:ライブ動画へのコメントは、ストリームがアーカイブされるまで利用できません。イベント中に視聴者のフィードバックを取得するには、チャットが有効になっていることを確認するか、投票とQ&A機能を使用します 。
✦ ストリーム状態
配信画質と安定性をリアルタイムで監視することもできます。ストリーム状態のモニタリングについての詳細はこの記事をお読みください。
✦Live 統計
ライブストリーム中、配信プレビューページの下には視聴数と視聴時間を追跡できるいくつかの指標が表示されます。
- 現在の視聴数:あなたのライブ配信を現在視聴している視聴者の数
- ピーク視聴者数:あなたのライブ配信を同時に視聴している最も多い視聴者数
- 合計再生回数:プレーヤーがロードされた合計数
- 平均視聴時間:視聴者のページがロードされた平均時間
✦ 配信を終了する
配信を終了するにはVimeoの ライブ設定 の右上の隅にある イベントを終了をクリックします。配信を終了すると、動画アーカイブプロセスの最終段階を開始します。
ライブ配信が終了するとライブ設定ページはライブ終了後のバージョンに変更になります。右上にあるライブ表示ランプはオフラインになり、動画のプレビューはアーカイブ設定ページにリンクします。
高解像度のバージョン (例: 2K または 4K) で配信を別に録画していた場合は、高解像度のバージョンで Vimeoのアーカイブを置き換えることもできます。置き換えはいつでも可能ですので、Vimeoで置き換えを行う前に動画ファイルを自由に編集できます。
動画のアーカイブプロセスが進むと、他の動画と同様に動画管理画面に表示されます。
こちらがストリーム配信の管理と終了方法に関する動画です。
✦サポート機能
配信の設定を行なう際、放送配信画面の右下にサポートチャットアイコンがあります。チャットサポートアイコンをクリックし、名前とアカウントのE メールアドレス、問題の詳細を簡単に入力してください。
ライブ動画サポート専門スタッフが対応可能な場合、放送配信画面のページ上で直接問題を解決できます。ライブ動画サポート専門スタッフがオンラインではない場合、送信されたあなたのメッセージはVimeoのE メールサポートチームに転送され、メールで回答が送られます。