キャプションと字幕は両方、動画をより多くの視聴者に届けるためのものです。字幕をつけると、視聴者に動画の会話が文章で表示されます。これらは、動画で話されている言語を理解できない視聴者向けに設計されています。キャプションは字幕に加えて、動画中に起きている事柄を文章化します。これらは、聴覚に不自由のある方、または動画の音声を聞き取りにくい方向けに設計されています。
この記事では、次の方法をご紹介します:
- 動画視聴中にキャプションまたは字幕をオンにする
- 動画にキャプションまたは字幕を追加する
- キャプションのスタイルをカスタマイズする
- 新規アップロードにデフォルトで自動クローズドキャプションを利用できるよう構成する
- 個々の動画の自動クローズドキャプションを有効または無効にする
- 動画のトランスクリプトを見る
- キーワード検索で動画を検索
- 動画のトランスクリプトを編集する
動画視聴中にキャプションまたは字幕をオンにする
動画を見ている時にキャプションやサブタイトルを表示する(または非表示にする)には、プレーヤー下にあるツールバーでCCボタンをクリックしてください。メニューから、キャプショントラックまたは字幕トラックのうち、表示したい方を選択します。
Vimeoプレーヤーのキャプションと字幕の表示には太字の Helvetica Neue を使用します。フォントのサイズはブラウザのウィンドウサイズに合わせて調整されます。
⚠️注:動画にキャプションや字幕をつけるのは、その動画を作ったクリエイターです。お探しの言語が見つからない場合、その動画のキャプションや字幕がまだ文字化・翻訳されていない可能性があります。動画のクリエイターまで直接お尋ねください。
動画にキャプションまたは字幕を追加する
独自のファイルをアップロードして動画にキャプションまたは字幕を追加するには、次の手順に従ってください:
- ライブラリに移動して、目的の動画を開きます。
- トランスクリプトを開くには、プレーヤーの右側にある「CC」ボタンを選択します。
- 「トランスクリプト」の右にある「字幕」メニュー内の「設定」をクリックします。
- 「マイアップロード」の右にある「+」ボタンをクリックして、言語とファイルタイプを指定します。
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「ファイルを選択」をクリックして、コンピューターからファイルをアップロードします。
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ファイルがアップロードされたら、有効にするためにオンに切り替える必要があります。ファイルの 置換、削除、ダウンロード、編集 を行うには、ファイル名の横に表示される3 つのドット (⋯) をクリックし、メニューから対応するオプションを選択します。
動画用のキャプションまたは字幕をお持ちでない場合は、以下のプロバイダーの内いずれかから購入することができます。これらの同じプロバイダーは、設定タブにも表示されます。
Vimeo はキャプション/字幕ファイルのフォーマットとして SRT、WebVTT、DFXP/TTML、 SCC、SAMI に対応していますが、できる限り WebVTT を使用することを推奨しています。また、キャプションファイルは UTF-8 フォーマットでエンコードすることをおすすめします。他のフォーマットを使用すると、特殊文字を含むキャプションは再生中に正しく表示されない場合があります。
キャプションのスタイルをカスタマイズする
視聴者としてキャプションまたは字幕を有効にしている場合は、CC設定内の「カスタマイズ」メニューにアクセスして、フォントサイズ、フォントの色、フォントのエッジスタイル、背景色、背景の不透明度を編集できます。クリエイターは、アップロード時にキャプションまたは字幕ファイルでWebVTT標準を利用することで、この機能にアクセスすることもできます。
キャプションと字幕のスタイルを編集するには、まずプレーヤーの下にある「CC」ボタンをクリックし、「カスタマイズ」を選択します。「フォント」、「背景」、「ウィンドウ」メニューには、それぞれカスタマイズ可能な設定が含まれています。変更内容を確認するには、キャプション/字幕がオンになっていることを確認してください。
カスタマイズを「リセット」して、字幕またはキャプションをクラシック表示に戻すこともできます。
新規アップロードにデフォルトで自動クローズドキャプションを利用できるよう構成する
Vimeoでは、2022年5月25日以降にアップロードされた動画について、すべての有料メンバーに自動クローズドキャプション機能を提供しています。これは、すべての動画がアップロードプロセス中にVimeoのシステムによって自動的に文字起こしされることを意味します。動画が2022年5月25日より前にアップロードされた場合、動画を再アップロードすることで自動クローズドキャプションが生成されます。
⚠️注:自動CC は、優先言語として英語が設定されている場合にのみ使用できます。英語以外の言語に設定されているアカウントの場合、アップロードされた動画に自動CCが適用されません。
優先言語が英語に設定されている限り、視聴者が動画の自動クローズドキャプションを表示する機能はアップロードされたすべての動画でデフォルトで有効になっています。これをオフにするには、以下の手順に従ってください:
- アカウント設定のアップロードのデフォルト項目に進みます。
- デフォルトでは、「自動生成されたキャプションを視聴者が有効にできるようにする」がチェックされています。これを解除するには、チェックボックスを外します。
- 保存をクリックします。
- 動画は引き続きバックエンドで文字起こしされますが、特定の動画で有効にしない限り、キャプションは今後のアップロードで視聴者に表示されなくなります(以下を参照)。
⚠️注:視聴者に分かりやすくするため、自動生成されたキャプションには「英語(自動生成)」というラベルが付けられ、手動でアップロードされたキャプションと区別して表示されます。
個々の動画の自動クローズドキャプションを有効または無効にする
個々の動画の自動クローズドキャプションの表示有無を変更する場合は、次の手順に従ってこの設定を調整できます:
- ライブラリに移動し、動画を選択します。
- 下のパネルで cc アイコンをクリックします。
- 自動クローズドキャプションを有効または無効にします。
⚠️注:自動クローズドキャプションは、英語版のみご利用いただけます。したがって、視聴者に追加の言語オプションを提供する場合は、字幕またはキャプションファイルを個別にアップロードする必要があります。自動キャプションは、8 時間以下の動画に対してのみ生成可能です。また、自動キャプションは、この機能が導入された後にアップロードされた動画にのみ適用されます。
動画のトランスクリプトを見る
次の手順に従い、自動CCが有効になっている動画のトランスクリプトを表示できます。
- 動画の簡略化された動画設定またはクリップページに移動します
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プレーヤーの右側にあるメニューの「CC」ボタンをクリックします。キャプションパネルが開き、動画のトランスクリプトを確認できます。
- トランスクリプトの好きなセグメントをクリックして、該当する動画のシーンに移動します。
- 動画再生中にパネルを開いたままにすると、システムはテキストの各行を自動でスクロールし、プレーヤーに表示されるシーンでテキストがハイライト表示されるため、フォローしやすくなります。
キーワード検索で動画を検索
自動CCが有効になっている動画のトピックは思い出せるもののタイトルが分からない場合は、自動CCが作成したトランスクリプトのキーワードを使用して、動画ライブラリでそのトピックを検索できます。検索結果から動画を選択すると、動画設定ページに移動し、トランスクリプトパネルが自動的に開きます。
動画のトランスクリプトを編集する
クリップページで動画の最新のトランスクリプトを直接編集するには、次の手順に従います。
- プレーヤーの右側にあるメニューの「CC」ボタンをクリックしてトランスクリプトを開きます。
- 鉛筆アイコン をクリックして、トランスクリプトエディターを有効にします。
- トランスクリプトをスクロールダウンするか、動画をクリックして、編集するテキストを探します。
- 編集するテキストが見つかったら、テキストボックスをクリックして必要な変更を加えます。
- 編集が完了したら、「確認」ボタンをクリックして変更を保存します。
⚠️注:Enterprise プランをご利用の場合、アカウントマネージャーに連絡して、当社のソフトウェアが自動的に書き写すための用語のカスタム辞書を作成することができます。これにより、トランスクリプトの編集にかかる時間を短縮することができます。