ベニューを作成するには、イベントアドオンが利用可能な Enterprise アカウントが必要です。
Vimeo でバーチャルベニューを設定する方法は数多くありますが、適切な設定を選ぶのは必ずしも簡単ではありません。以下に、イベントの要件に基づいて推奨されるベニューおよびスペースの構成について理解するのに役立つ質問をまとめています。
💡ヒント:ベニューは、Vimeo で作成できるイベントタイプのうちの1つです。Vimeo で開催できる様々なイベントタイプとその機能に関する詳細をご覧ください。
仮想ベニューに必要とされるプライバシーのレベルはどれくらいですか?
ベニューに誰が入室できるかを選択するには、「ベニューの設定」へ移動し、「プライバシー」を選択してください。以下のプライバシーオプションが提示されます。
- 公開: 誰でもベニューに入ってイベントを視聴することができます。交流を希望する出席者は Vimeo アカウントにログインする必要がある点にご注意ください。
- 登録者に公開:誰でもあなたのベニューを見つけることはできますが、参加の意思があるかないかに関わらず、ログインして登録を行わなければベニューに入ることができません。
- チーム:ベニューへのアクセスは Vimeo アカウントのチームメンバーのみに制限されます。
- プライベート:ベニューへのアクセスは Vimeo アカウントの管理者のみに制限されます。他のチームメンバーは入場できません。
上記の設定に加え、自分のベニューを他サイトへの埋め込み可能にするかどうかを決めることができます。イベントの安全性を強化するためには、「特定のドメイン」でご自身のサイトのみを許可するか、「不可」に設定して Vimeo での参加のみに限定することをおすすめします。
バーチャルステージには、どのような制作要素が必要とされますか?
イベント時にメインステージ(プレゼンテーションなど)を持つことを予定している場合、ベニュースペース内でステージで発表する方法は 2 つあります。どのオプションが適切かは、主に、イベント制作者の人数とイベントに必要とされるプロダクション機能の複雑さによって決まります。
- あなたが単独の発表者で、自分自身や自分の画面を表示する以外に追加の要素を必要としない場合は、スペース下部のアクションツールバーにある「ステージで発表する」のオプションを選んでください。「マイカメラ」を選択してカメラの映像をステージに表示するか、「デスクトップ」を選択して画面を共有するかを選ぶことができます。
- これには、発表する予定のコンテンツ以外の制作準備はほとんど必要ありません。この方法では追加のプロダクション要素にネイティブなもの(グラフィックなど)がない点にご注意ください。
- 個人または小規模なリモートチームでイベントを制作していて、グラフィックオーバーレイ、ビデオの再生、少数の仮想ゲストスピーカーなど、より基本的な制作要素が必要な場合は、スペースのアクションバーで「プロダクションスタジオ」を選択してブラウザベースのブロードキャストツールを使用します。
- これにより、ワークフローを Vimeo プラットフォーム内に維持しながら、イベントの制作価値を高めることができます。
- 複数のカメラや高度なオーディオコントロールなど、現場での複雑なプロダクション要素がイベントで必要とされる場合は、アクションバーから「RTMP」を選択し、Livestream Studio、OBS、Wirecast、その他のライブ配信用エンコードツールなど、お好みのライブ配信ツールにURL とストリームキーを入力します。
- 制作ワークフローが Vimeo のプラットフォームから取り除かれ、エンコーダーのストリーム出力がスペースのステージに送信されます。ベニュー内の各スペースは、独自のストリーム URL とストリームキーを持ちます。
- 注意: Livestream Studio を使用する場合は、Vimeo ではなく RTMP をストリーミングプロバイダーとして選択する必要があります。現時点では、Vimeo のオプションではベニューとの統合ができません。
イベントに複数のトラックまたは同時セッションは含まれますか?
ベニューにはデフォルトで 1 つのスペースが設けられていますが、イベントに複数のトラックまたは小会議スペースが同時に存在する場合は、ベニュー開場前に複数の公開スペースを作成しておくことを検討してください。出席者が順守すべきスケジュールが設定されている場合は、ベニューの詳細設定に移動して「公開スペースを作成する」と「1 対 1 の動画/ボイスチャット」のオプションをオフにし、設定したスペース内に出席者がとどまるようにします。各スペースには、様々な参加レベルを可能にするため設定をカスタマイズできる点にご注意ください(以下を参照)。
複数のスペースを作成する場合は、待合室やメインステージなど、すべての出席者が入場時に最初に到着するスペースを必ず 1 つ設定してください。この設定を行うには、目的のスペースの設定ページに移動し、パネル上部の「プライマリに設定」を選択します。デフォルトでは、ベニュー作成の開始時にプライマリスペースが作成されるため、これを必要に応じてカスタマイズすることができます。
イベントスペースには、観客にどのような形で参加してもらうことを望んでいますか?
出席者のオーディオ/動画での参加を許可する場合は、スペースごとに様々な使用許可オプションを設定することができます。どの使用許可を有効にするかはイベントの性質によって異なりますが、出席者数の目安に基づいた一般的なガイドラインを以下に示します。
スペースのロゴに表示される鉛筆アイコンをクリックして「スペースの設定」パネルにアクセスするか、アクションツールバーから「このスペースを編集する」をクリックします。
非公式で少人数で行うインタラクティブ型イベント:「マイクをオープンにする」と「ステージをオープンにする」を有効にします。
- これにより、管理者だけでなく、すべての参加者が自由にステージに参加してプレゼンテーションを行うことができます。
- この設定は、非公式の Q&A やチームミーティングなどのインタラクティブなディスカッションに最適です。
中規模から大規模のオーディエンス、インタラクティブな要素を含む正式なプレゼンテーション:「マイクをオープンにする」と「ステージをオープンにする」をオフに設定し、「挙手を許可」をオンにします。
- これにより、出席者はアクションツールバーから「挙手」を選択してベニュースペースに参加するよう促されます。
- イベントのモデレータは通知を受け取り、出席者のプロフィールを開き、出席者のカメラとマイクをオンにして発言の機会を与えることができます。モデレータは、出席者のカメラとマイクを無効化することもできます。
大規模なオーディエンス、インタラクティブな要素がない:「スペースの編集」メニューから、出席者の参加オプションをほぼすべて無効にします。
- 中断することのできない正式なイベントの場合は、「マイクをオープンにする」、「ステージをオープンにする」、「挙手を許可する」の設定をオフにします。
- ベニューの詳細設定で、「公開スペースの作成」と「1 対 1 の動画/ボイスチャット」の設定をオフにし、すべての出席者をプライリスペースにとどめることができます。
- ベニューで発言したりステージで発表を行う必要のあるユーザーはチームアカウントの管理者に設定しておく必要があります。
動画/オーディオでの参加を無効に設定した場合でも、以下のスペース設定を使用することでオーディエンスのエンゲージメントを測定することができます。
チャットを有効にする
- チャットでは、絵文字、画像のアップロード、メッセージへの投票、およびメッセージへの返信を行うことができます。
- スペースのステージに視聴者からの完全な注目を集めるためには、チャットを無効にすることをおすすめします。
リアクションを許可する
- リアクションは、参加者のアバターの上に一時的に表示されるアニメーションGIFです。
- リアクションは、「制限なし」、「特定のオーディエンスの成熟度やレーティングに応じて使用を許可する」、「事前に作成されたセット(管理者のみが新しいリアクションを作成できます)の使用を許可する」、または「完全に無効化する」から選べます。
サードパーティのウィジェット
- sli.do や Twitter フィードなどのサードパーティウィジェットを埋め込むことができます。
イベントでは、視聴者同士でどのように交流してもらうことを望みますか?
イベントがネットワーキングを目的とするものである場合、または会議形式でない場合は、出席者がベニュー内に独自のスペースを作成・構成できるようにすることを検討してください(「ベニューの設定」> 「詳細」)。
- 「公開スペースの作成」では、他の出席者が見つけて入場することが可能なスペースの作成をすべての出席者に許可します。
- 「1 対 1 の動画/ボイスチャット」では、他の出席者を招待できるプライベートスペースの作成をすべての参加者に許可します。
- すべての出席者を 1 つのプライマリスペース内にとどめて交流してもらう場合は、これらの設定を両方ともオフに切り替えます。
スペースでチャットを有効にすると、公開型のグループチャットとは別に、出席者が他の出席者と直接チャットできるようになります。すべてのチャットを公開スペースにとどめておく場合は、「ベニューの設定」で 「 1 対 1 のテキストチャット」機能をオフに設定します。
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