この機能を使用するには、イベント機能が追加された Enterprise アカウントが必要となります。
Enterpriseメンバーシップの場合は、同じイベントに対して2つのストリームを同時に作成できます。1つは、システムクラッシュや電源障害などのプライマリーストリームの障害が発生した場合のバックアップです。
- 必要なもの
- イベントを作成する
- RTMPを構成する方法（プライマリおよびバックアップ）
- Livestream Studio構成方法（プライマリおよびバックアップ）
- ストリーミングを開始する
- 配信を終了する
必要なもの
この機能を使用するには、2つの別々のエンコーダをセットアップする必要があります。それぞれに独自の動画およびオーディオ入力とネットワーク接続があります。RTMPを介して2つの外部のエンコーダを使用するか、Livestream Studioの2つのライセンスを使用して、Vimeoアカウントに直接配信できます。両方を使用する事も可能です：たとえば、Studioをプライマリとして、RTMPエンコーダをバックアップとして、またはその逆のパターンで使用できます。
どのエンコーダをプライマリエンコーダにし、どのエンコーダをバックアップにするかを決定する必要があります。バックアップエンコーダのストリーミング設定の構成方法は、プライマリエンコーダとは少し異なります。
この機能を使用するのに、両方のエンコーダに合わせてストリーミングの解像度、ビットレート、フレームレートなどを揃える必要はありません。（ただし、ベストな視聴体験にするには可能な限り一致するよう検討する必要はあります。）
イベントを作成する
- まず、ライブラリの 新規 ドロップダウンを選択してVimeoでイベントを作成し、イベントをホスティングを選択します。
- ライブ配信またはウェビナーを選択します。
- セットアップ方法を選択します。どの方法を選択する場合でも、ブロードキャスト方法として必ずRTMPでストリーミングを選択します。
- 必要に応じて残りのイベント設定を構成し、イベントの作成を完了します。
RTMPの構成方法
- ストリームパネルでRTMPS URLとストリームキーを見つけます。
-
通常のプライマリエンコーダと同じように、これをお好きなエンコーダに入力します。⚠️注：エンコーダがRTMPSをサポートしていない場合は、RTMPS欄の下にあるRTMP URLをコピーをクリックして、標準のRTMP URLを取得します。
-
バックアップエンコーダについては、同じRTMP(s) URLをコピーして貼り付けますが、標準のストリームキーの代わりに、バックアップエンコーダの [ストリームキー] 欄にバックアップストリームキーをコピーして貼り付けます。
Livestream Studioの構成方法
- まず、Studioバージョン6.3.0を実行していることを確認します。これ以前のバージョンには、この機能は含まれていません。
- ストリームタブで、プロバイダーとしてVimeoを選択します。
- ドロップダウンメニューからイベントを選択します。Studioがプライマリエンコーダになっている場合、通常どおりライブ配信されます。Studioをバックアップエンコーダとして使用している場合は、最初にプライマリストリームがライブ配信状態にあるかを確認する必要があります。
- 詳細設定（共有先ドロップダウンメニューの下）をクリックし、バックアップストリームチェックボックスを選択します。
⚠️注：このチェックボックスは、イベントにプライマリーストリームを流すまでグレーアウトしたままになります。
ストリーミングを開始する
- RTMPとLivestream Studioのどちらでストリーミングする場合でも、プライマリエンコーダから最初にライブ配信します。
- プライマリエンコーダが接続されると、バックアップエンコーダからストリームを開始できます。
- 次に、ストリーム状態モニターを確認してVimeoが両方の配信を受信していることを確認します。
- プライマリストリームが切断されると、バックアップストリームが自動的に引き継ぎます。ストリーム状態モニターはこれを示します。
- プライマリストリームを元に戻すことができる場合は、プライマリエンコーダがライブ状態であることを確認し（以前と同じRTMP URLとストリームキーを使用）、バックアップエンコーダからのストリームを停止してプライマリストリームに切り替えます。プレーヤーは自動的には元に戻りません。それが完了すると、バックアップエンコーダを再び起動して準備することができます。
配信を終了する
プライマリストリームとバックアップストリームを利用して、配信を完全に終了する準備ができている場合は、ライブプレビューページの赤いイベントを終了ボタンをクリックしてください。これにより、Vimeoのライブ動画が終了し、アーカイブプロセスが開始されます。