この記事では、3つのストリーミングプロトコルの違いと、Vimeoでのストリーミングに特有のニュアンスについて探ります。RTMP、RTMPS、SRT(ベータ版)を使用して、Vimeoでライブイベントをストリーミングできます。
記事の内容:
RTMP/RTMPS
RTMP(リアルタイムメッセージングプロトコル)はストリーミングプロトコルで、伝送制御プロトコル(TCP)上で動作します。RTMPS(リアルタイムメッセージングプロトコルセキュア)は、トランスポート層セキュリティ(TLS/SSL)接続を介して配信される暗号化されたRTMPプロトコルです。
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メリット:
- 持続的で安定した接続を提供
- 低遅延通信を可能にします。
- RTMPS は暗号化されており、セキュリティがさらに強化されます。
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デメリット:
- RTMPには暗号化がありません。一部のファイアウォールがRTMP接続をブロックすることがあります。
- 特に低帯域幅の環境では、ネットワーク状態が悪くなったり、中断が発生したりする可能性があります。
- RTMPはかつて標準でしたが、RTMPSの導入により現在ではあまり使用されなくなりました。
RTMP/RTMPSでのストリーミング方法については、「RTMP/RTMPS経由でライブイベントをストリーミングする方法」をご覧ください。
SRT(ベータ版)
SRT(Support Reliable Transport)は、特に予測できないネットワーク上で低遅延かつ高品質の動画ストリーミングを可能にするオープンソースプロトコルです。
マルチオーディオトラックのSRTストリームはサポートしておりません。また、SRTでストリーミングする際には、拡張ストリームモードとフェイルセーフストリーミングは利用できません。SRTストリームは1080p30をサポートしています。
⚠️注:SRTエンコーダーで利用可能なすべてのモードをサポートしているわけではありません。外部エンコーダーは「発信者」モードを使用する必要があり、Vimeoプラットフォームは「リスナー」モードでのみ動作します。
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メリット:
- 不安定なネットワークで最も効果的です
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デメリット:
- 広くサポートされていない
SRTを使用してストリームする方法は「SRT経由でライブイベントを配信する方法」をご覧ください。