Apple Compressorを使用して、動画をトランスコーディングしてエクスポートすることができます。この記事では、Compressorを使用してVimeo用に動画を準備する方法について説明します。
Compressorを使用してドルビービジョン形式で動画をアップロードする場合は、当社のパートナーであるドルビーのチュートリアル「How-To: Dolby Vision Encoding - Apple Compressor for Vimeo」をご覧ください。
記事の内容：
Compressorを使用してVimeo用に動画を準備する方法
以下に推奨設定を記載していますが、これらの設定や操作手順が最新のものであること、またはサードパーティー製ソフトウェアに適用できることを保証するものではありません。常に、当社の「動画とオーディオの圧縮ガイドライン」を参考にし、AppleのCompressorユーザーガイドを併せてご参照ください。
Compressor内で動画を準備できます。手順は以下のとおりです。
- 動画をFinal Cut Proから直接Compressorにインポートした場合は、すでにメインウィンドウにプリロードされているはずです。それ以外の場合は、下にあるパネルのファイルを追加をクリックしてファイルをインポートします。（または、ファイル > ファイルを追加...に移動して、動画ファイルを選択し、追加をクリックします。）
- ウィンドウ > 設定と場所を表示の順に進みます。（すでに設定/場所メニューが表示されている場合はこの手順をスキップしてください。）
- 左下隅にある「+」記号をクリックし、「新しい設定」を選択します。カスタム設定の作成方法については、Appleの「Compressorでカスタム設定を作成する」をご覧ください。
- 「フォーマット」のドロップダウンメニューから「MPEG-4」を選択します。設定に名前（例：「Vimeoエクスポート」）と説明（例：「Vimeo用エクスポート設定」）を入力し、「OK」をクリックします。
- 左側の設定パネルで、新しいプリセットを選択します。
- 画面の右側にある一般タブで、この記事の下部に表示されているオプションを選択します。
⚠️注：一般タブが表示されない場合は、イコライザーアイコンを選択します（）。
- 以下の表のとおり、動画タブでオプションを選択します（動画のプロパティ、トリミングとパディング、画質）。
- 動画エフェクトのセクションをスキップします。
- オーディオタブで、下の表のオプションを選択します（動画にオーディオがない場合はスキップしてください）。
- 「オーディオエフェクト」セクションをスキップします。
- エクスポートプリセットの準備が整いました。ファイル名の横にある「追加」を選択して、プリセットを適用します。次に、ファイルをエクスポートして保存する場所（例：デスクトップ）をコンピューター上から選択します。
- Vimeo Exportプリセットをファイル上にドラッグして適用することも可能です。
- 準備ができたら、「バッチを開始」をクリックしてエクスポート処理を開始します。圧縮ジョブの進行状況はアクティブタブで確認できます。
- 圧縮処理が終了したら、完成したファイルを見て正しく表示されていることを確認してから、ブラウザからVimeoにアップロードします。
Compressor設定の概要
一般 |
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| 名前 | そのままにしておきます |
| 概要 | そのままにしておきます |
| デフォルト場所 | なし |
| フォーマット | 動画とオーディオ |
| ネットワーク使用に最適化 | チェック無し |
| 時間 | ソースの100% |
ビデオ設定 |
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フレームサイズ Vimeoでは、いくつかの独自の計算方式を用いて、動画で再生できる画質を決定しています。詳しくは、「動画再生の際の画質について」をご覧ください。 |
「マニュアル」に表示されているリストから好きなフレームサイズを選択してください。 どのフレームレートを使用するか不明な場合は「自動」を選択します。 |
| ピクセルのアスペクト | 四角 |
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フレームレート カスタムフレームレートを入力する場合は、「自動」を選択して、新しいフレームレートをドロップダウンメニューの右に入力してください。 元の動画と異なるフレームレートを選んだほうが良いシチュエーションが幾つかあります：
60FPS以上、もしくは15FPS以下のフレームレートの動画をアップロードすると、Vimeoは自動的にフレームレートを変換します。なお、変換が作者の意に沿う効果をもたらす保証はないため、アップロード前にまずご自分で変換作業を行うことをお勧めします。 |
「マニュアル」にある動画のネイティブフレームレートを選択してください。 どのフレームレートを使用するか不明な場合は「自動」を選択します。 |
| フィールドの順番（該当する場合） | ソースまたはプログレッシブと同じ |
| 色空間 |
Rec. 709 💡ヒント：HDR動画を使用している場合は、この値をRec. 2020に設定できます。 （この設定はHDRで録画およびマスターされた動画にのみ使用するようにしてください） |
| コーデック | H.264 |
| プロフィール | HD映像の場合は"High"を選択。SD映像の場合は "メイン"を選択します。 |
| エントロピーモード | CABAC |
| キーフレームインターバル | 自動 |
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データレート これらのデータレートは、平均的な動画ファイルを想定した推奨値です。動画の視覚的複雑さが平均以下の場合（例：スライドショーなど）は、より低いデータレートを選択してください。一方、視覚的複雑さが平均よりも高い場合（例：ノイズや粒子感の多い映像など）は、データレートを上げてください。 低いデータレートは小さいファイルサイズにつながり、アップロードが早くなります。映像のクオリティを重視しながら、データレートをなるべく低めに抑えられるよう、色々実験してみてください。 |
カスタム。スライダを使用して動画に適した値を選択してください。 SD 2000 – 5000 kbps 720p 5000 – 10,000 kbps 1080p 10000 – 20000 kbps 2K 20000 – 30000 kbps 4K 30000 – 60000 kbps 8K 50000 – 80000 kbps |
| マルチパス | チェック無し |
| フレームリオーダーを有効化 | チェック |
| 360 メタデータ |
360度動画ではない標準動画の場合は、この値を「なし」に設定します。 動画メタデータがまだ含まれていない360度（例：球形）動画の場合、この値を「Spherical V1」または「Spherical V2」に設定します。 360度メタデータの操作方法については、Appleの「Compressorで360°ビデオのプロパティを表示する/変更する」を参照してください。 |
クロップとパディング |
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| クロッピング | カスタム（上下右左全て0に設定してください） |
| パディング | ソースアスペクト比を維持 |
画質 |
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| リサイズフィルター | アンチエイリアス（ベスト） |
| リタイミングクオリティー | ベスト（モーション補足） |
| アダプティブディテール | チェック |
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アンチエイリアスレベル もし動画にエイリアス（曲線のギザギザ）が含まれているなら、この数字を高く設定した方がいいかもしれませんが、ご使用は控えめに。 |
0 |
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詳細レベル もし動画の曲線がハッキリしない場合は、この数字を高く設定しが方がいいかもしれませんが、ご使用は控えめに。 |
0 |
オーディオ |
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| チャンネルレイアウト |
- 標準モノラル - 2チャンネルステレオ音声 - 5.1および7.1チャンネル構成のサラウンド音声 - 1次および2次アンビソニック形式（AmbiX）の空間音声 |
| サンプルレート | 48 |
| フォーマット | AAC |
| 画質 | 最大 |
| データレート | 320 kbps |
| ビットレート戦略 | 変数 |