デジタルミレニアムコピー法(DMCA)による削除は、クリエイターにとって喜ばしいことではありません。コミュニティと可能な限りの透明性を保つために、著作権侵害の違反警告に関して最も多く寄せられる質問への回答をまとめました。
- 著作権侵害とは何ですか?
- 著作権侵害を回避するには?
- 著作権侵害の件を削除するにはどうすればいいでしょうか?
- アカウントの違反警告はどこで確認できますか?
- 自分の動画でコンテンツを使用できるライセンスを保有しています。どうすればいいですか?
- 違反警告が多すぎるとどうなりますか?
- 2回の違反警告を受けた後、Vimeoからアカウントを停止すると脅かされているのはなぜですか?
- 違反警告を2回受けましたが、アカウントを無効にしたくありません。動画を確認するため猶予期間を設けることはできますか?
- 数年前にアップロードした動画に対してなぜ今になって違反警告が届いたのですか?
- 1つあるいはそれ以上の違反警告を受けましたが、通知を受け取っていません。
- 自分のDMCA取り下げ通知ページと著作権侵害のストライクの数が一致しないのですが、なぜでしょうか?
著作権侵害とは何ですか?
DMCA 削除請求への対応として Vimeo がお客様のアカウントから動画を削除した場合、Vimeo はアカウントに対して著作権侵害の警告を記録します。 著作権違反者ポリシーの一環として、著作権侵害の記録が行われます。
著作権侵害を回避するには?
著作権侵害の申し立てを回避する最善の方法は、アップロードする動画の内容に細心の注意を払うことです。該当する音楽ライセンスを含め、必要とされる権利や許可を保持せずに素材を使用していないかを確認する必要があります。
また、著作権を侵害している可能性のあるものが他にもないか、あなたのアカウントにあるその他のアップロードもすべて確認してください。
ライセンスを取得している音楽を使用する場合は、ライセンス許諾者にお使いのアカウントを許可リストに入れてもらうよう積極的に連絡してみましょう。
著作権侵害の件を削除するにはどうすればいいでしょうか?
Vimeoは、次のいずれかが発生した場合にのみ、著作権侵害の警告を解除します:
- DMCA通知を提出した申立人が、通知を撤回した場合。
- 異議申し立て通知プロセスを通じて、DMCA通知に異議を申し立てることに成功した場合。
これらのケース以外では、著作権侵害の警告を無視したり、脇に置いたりすることはできません。Vimeoには、複数回にわたる著作権侵害を行ったと見られる(常習侵害)アカウントに対処するポリシーを設定・採用していく法的義務があります。このポリシーには、著作権侵害に関する(反対の無い)申し立て全てに対して違反警告を発する義務が含まれています。
複数回にわたる著作権侵害ポリシーにおいては、その動画が現在使われているかどうかは一切関係ありません。あなたのアカウントに対して著作権侵害に関する未解決の申し立てがある場合には、VimeoはDMCAへの遵守を維持するためにも、その申し立てに対応する違反警告を行う必要があります。
アカウントの違反警告はどこで確認できますか?
アカウントに著作権侵害の記録がある場合は、こちらから確認することができます(記録がない場合はこのリンクは無効です)。それぞれのDMCA侵害の申し立てをクリックすると、詳細が表示されます。
自分の動画で曲/コンテンツを使用できるライセンスを保有しています。どうすればいいですか?
ユーザー生成コンテンツのプラットフォームとして、DMCAより著作権所有者(またはその代理人)から正式な削除通知が送られるたびに、Vimeoが動画を削除するよう求められます。ただし、著作権所有者またはその代理人が、アップロード者が実際に適切なライセンスを保有していて、自分の作品(映画製作者など)を共有しているという事実を把握していない場合があります。
このような事態には、DMCA は正式な異議申し立て通知という形での救済措置を提供しています。この異議申し立て通知は、Vimeoのオンラインフォームを使って提出することができます。
もう1つ別の方法として、その著作権違反通知の申立人に連絡を取り、ライセンスのコピーを共有することもできます。申立人の多くは、ライセンスに関する文書を提示すると快く申し立てを撤回してくれる場合がほとんどです。Vimeoでは、違反警告の通知を送る際にはその申立人の連絡先情報を提供するようにしていますが、さらなる詳細情報が必要な場合は、dmca@vimeo.com までメールでお問い合わせいただくか、こちらのリンクをクリックしてください。
自分の作品で別の作品を使用するためのライセンスは通常、オンラインミュージックストアから曲を購入したときに取得するライセンスとは異なることに注意してください(例:iTunes)。
違反警告が多すぎるとどうなりますか?
Vimeoは 3 件の著作権侵害を受けたユーザーアカウントをすべて無効にします。著作権違反者ポリシーの詳細はこちらをご覧ください。
2回の違反警告を受けた後、Vimeoからアカウントを停止すると脅かされているのはなぜですか?
違反警告を3回受けたアカウントは、法的に義務付けられた複数回にわたる著作権侵害ポリシーを遵守し、停止されます。これに例外はなく、著作権侵害報告が3回に達するとすぐに自動的に停止措置が取られます。
Vimeoではこの停止措置を防げるようお手伝いしています。Eメールに加えて、著作権侵害を2回起こしているユーザーには、アカウント停止にならないよう、必要な情報をすべて保有しているかどうかを確認するため、積極的にサイト上で通知をお送りしています。このプロセスについては、こちらで詳しく説明しています。
決して脅しているわけではなく、アカウントが失われる可能性があることを認識しておいてください。アカウント停止にならないよう、最大の注意を払いながら必要な措置を取るよう努めてください。
三度目の違反警告でアカウントが停止されないようにするには、著作権侵害の申し立てが今後起こらないように努めることです。すべての動画を確認し、著作権を侵害している可能性のある動画を完全に削除してください。アップロードした素材にこれ以上の削除通知を受けなければ、お客様のアカウントは安全です。
違反警告を2回受けましたが、アカウントを無効にしたくありません。動画を確認するため猶予期間を設けることはできますか?
著作権侵害の申し立てというのは通常第三者から発せられるため、申し立てが行われたかどうか、またはいつ申し立てが送られるかといった情報はVimeoでは一切把握できません。そのため、確認中に別の新しい削除通知が届かないという約束は残念ながらVimeoではできかねます。
今後、違反警告を回避するための最善策としては、既存の動画すべてを再確認したうえで著作権問題にひっかかりそうな動画はすべて削除することをおすすめします。
莫大な量の古い動画を確認していくのは大変な作業だとは思いますが、この法的に義務付けられた複数回にわたる著作権侵害ポリシーに関しては、Vimeo側で一時的な適用免除扱いや、猶予期間を提供することはできません。
数年前にアップロードした動画に対してなぜ今になって違反警告が届いたのですか?
動画のアップロードの時期がいつであれ、ユーザーの方がVimeoのプラットフォームにアップロードをして保存されているすべての動画は、DMCAの通知と削除規定が対象となります。
しばらくの間プラットフォームにあった動画が削除されることは正直悔しいことです。しかし、申し立てが提出されるタイミングや、法律に従った削除義務があるため避けることができません。
1つあるいはそれ以上の違反警告を受けましたが、通知を受け取っていません。
Vimeoと連絡が取り合えるよう、アカウントのメールアドレスは常に最新の状態に保つことが重要です。Vimeoでは必ず動画の削除やアカウントを無効にする際にEメールで詳細を通知します。
これらの自動通知は、アカウントに登録されているEメールアドレスに no-reply@vimeo.com の差出人アドレスから「著作権侵害によりあなたのVimeo動画が削除されました」という表題で送られます。
特定のEメールクライアントが厳しいフィルタリングを設定しているために、このようなEメールが届かないというまれなケースが見られますが、これにより、法的に義務付けられた複数回にわたる著作権侵害ポリシーが免除されるわけではありません。
最も避けたいのは、気づかないうちに削除されたというユーザーケースです。そのためにも、Vimeoではサイト上のメッセージに加えて二回の警告を受けているユーザーには目立ったサイト通知を表示します。
自分のDMCA取り下げ通知ページと著作権侵害のストライクの数が一致しないのですが、なぜでしょうか?
著作権が繰り返し侵害される場合、当社ポリシーでは、複数の動画が 1 度の侵害としてカウントされる場合があります。例えば、同日または短時間の間に複数の動画が削除された場合がこれにあたります。