macOS版のVimeoでは、お使いのデスクトップから動画のワークフローを自由にコントロールできます。Final Cut からのアップロードがさらに効率的に — 動画コーデックや、キャプションのアップロード機能、アップロードのプログレスバーが一層管理しやすくなったうえ、リンクの共有やコードの埋め込みに瞬時にアクセスできるようになりました。
記事の内容:
こちらは、アプリの使用開始方法を説明した簡単な動画です:
始めましょう
システム要件
この Vimeo アプリをインストールするには、macOS 10.12 (Sierra) 以降が必要になります。これ以前のバージョンの macOS には対応しておりません。
Final Cut Pro の共有機能は、Final Cut X (10.0以降) でのみサポートされています。Mac OS App Store にて、ご使用のバージョンが最新のものであることをご確認ください。レガシーバージョン (Pro および Express の v. 7.0.3 以前) には対応していません。
アプリのインストール
Vimeoアプリは、Mac OS App Store の「Mac App Store:Vimeo」からダウンロードできます。
また、App Store を開いて「Vimeo」を検索してから、表示されたアイコンの下にある「入手」をクリックしてダウンロードすることもできます。ボタンが緑色に変わったら「アプリをインストール」をクリックします。Vimeo アプリは無料ですので、すぐにお使いの Mac へのダウンロードが開始されるはずです。
Final Cut への接続
- Mac OSアプリを初めて開くと、Vimeoアカウントにログインするよう促されます。
- ログインした後、新たなボックスが表示され、Final Cutへ接続するよう要求されます。もしもログイン手続き中にこのメッセージが表示されなかった場合には、ギアアイコンをクリックしてFinal Cut Pro に接続を選択することもできます。
- 新たなダイアログボックスが表示され、Final Cut での新しい共有先の作成許可を促されます。許可するのボタンを押して先に進みます。
⚠️注:ライブラリディレクトリが常にデフォルトで選択されているため、フォルダーを選択する必要はありません。 - これでアカウントが接続されました。さっそくFinal Cutを再起動し、新しいVimeoの共有先をチェックしてみてください。
Vimeo 共有先の違い
Apple の古いオプションを使ってVimeo を Final Cut へ既に接続済みの方もいらっしゃるかもしれません (その場合は青の Vimeo ロゴで表示)。
新しい共有先は「advanced」のラベル表示がされており、より多くの共有オプションや、動画の置き換え機能、さらには Vimeo の macOS アプリとの接続機能をご利用いただけます。
引き続き古い共有先を使用することも可能ですが、Vimeo macOSアプリと合わせて使うことはできませんのでご留意ください。そのため、Vimeoでは古い共有先の使用はおすすめしておりません。混乱を避けるためにも古い共有先を削除したいという場合には、[ファイル] > [共有] > [出力先を追加] の順に選択してください。削除したい共有先をハイライトしてからキーボードの「削除」ボタンを押すだけで削除することができます (いつでも [出力先を追加] を選択して追加しなおすことが可能です)。
ビデオのアップロード
Final Cut からの共有
- Final Cutで動画を編集し終えたら、次はアップロードです。Final Cut上部のナビゲーションバーで、[ファイル] > [共有] > [Vimeo (advanced)] の順にクリックしてください。または、プロジェクト画面の右上にある共有アイコンをクリックして選択することもできます。
- ポップアップ表示される新しいメニューには、設定タブで動画コーデックを選択するオプションがあります。タイトル情報、説明、およびプライバシーオプションは後で選択します。
(この画像の詳細の一部(解像度や長さなど)は、プロジェクト/ソースフッテージの仕様によって異なります。) - フォーマットでは、ビデオとオーディオを選択することをお勧めします。ビデオコーデックはそれぞれのお好みですが、 H.264 または ProRes 422 HQ を選択することをお勧めします。
これらのコーデックの違いについて詳しくは、圧縮ガイドラインをご覧ください。詳細については、「ビデオとオーディオ圧縮ガイドライン」を参照してください。ProRes ファイルはかなり大きくなる傾向があるため(ゲインが見えない場合もあります)、H.264 から始めることをお勧めします。
Final Cut は、動画コーデックごとに内蔵型エンコーディングプリセットを使用するため、オーディオ/ビデオのビットレート、カラースペース、フレームレートなど、さらにカスタマイズされたオプションを設定するオプションがありませんのでご注意ください。しかし、心配はいりません。このデフォルト設定でも、あなたのプロジェクトの環境設定に基づいて高品質のアウトプットを実現することができます。
- [次へ] をクリックします。Mac OS パネルからダイアログボックスが表示されます。
- 新しい動画の場合は、動画のタイトル、説明、および希望するプライバシー設定を入力します。
- オプションを設定したら「開始」を選択します。
- 既存の動画を置き換えたい場合は、動画を置き換えるにトグルを切り替え、自分のアカウントから動画を選択します。
- 動画ファイルの準備が整ったら、Final Cutから共有に成功した旨を知らせる通知が届きます。このメッセージは、あなたの動画がVimeoアプリに共有されたことのみを示すものです。
Vimeo へのアップロードのプロセスは、あなたの動画がアプリに到達し次第開始されます。(所要時間はほんの数秒です。)アップロードプロセスが完了した後、動画が変換待ちになります。
💡 ヒント: アップロード時間は動画ファイルのサイズとお使いのインターネット接続によって異なります。また、変換時間は通常、ファイルの長さ次第となります (例: 2時間の動画なら変換に2時間ほどの時間がかかります)。
変換プロセスが完了したら、動画のサムネイルがファイルについてのその他の情報 (再生時間、再生回数、アップロード日) と共に表示されます。動画のサムネイルがアプリ内で生成されない場合は、通知の横にある同期ボタンを選択してみてください。
アプリからのアップロード
- アプリから直接動画のアップロードを開始するには、最初にアップロードアイコンを選択します(上向きの矢印が付いた雲のようなアイコンです)。
- 表示されるダイアログボックスで、ダウンロードする動画を選択します。最適なパフォーマンスにするためには、一度にアップロードする数を10個までに制限することをお勧めします。
- 表示される次のメニューで、希望するタイトル、説明、プライバシーオプションを個別に入力する必要があります。
- 最初のステップで複数の動画を選択した場合は、切り替えて設定し、各クリップの「開始」ボタンを押す必要があります。
フォルダーの同期
一度にアップロードする動画が複数ある場合は、Mac OSアプリをコンピューター上の好きなフォルダーに同期できます。同期されると、そのフォルダー内のすべての動画が自動的にアプリのVimeoアカウントに直接アップロードされます。
フォルダーをMac OSアプリに同期するには、同期タブを選択してから、コンピュータ上のフォルダーを選択します。ここから、選択したフォルダーからアップロードされたすべての動画に適用されるデフォルトのプライバシーオプションを選択することもできます。
⚠️注:自動的にアップロードできるのは、フォルダー内の動画ファイルのみです。他のファイル(テキスト、キャプション、画像ファイルなど)は無視されます。
アップロードした動画の進行状況をアプリから直接確認できます。一度にキューに入れられるファイルは少ないのでご注意ください。
動画の管理
設定
アプリから、リスト内で動画をクリックし、設定の調整を開始します。ここでは以下の設定が可能です:
- 動画のタイトル
- 動画の概要
- 動画のプライバシー設定
- コメントの許可/無効化
- ダウンロードの許可/無効化 (注意:Free および Basic メンバーはダウンロードを有効にすることはできません)
-
Vimeo Standard 以上のメンバー、Pro 以上のメンバー、または Enterprise メンバーもレビューページを有効にできます。詳しくは「動画レビューページ」をご覧ください。Vimeo のロゴやメモを無効にして、レビューページの設定をカスタマイズすることも可能です。
- キャプション*
*キャプション はアプリを通して無効化またはアップロードすることはできません。「詳細設定」を選択してお使いのブラウザでキャプション
現時点では、ドメインのプライバシーやプレイヤーの管理などのカスタム埋め込み設定は、Vimeo アプリではご利用いただけません。ただし、Vimeo.com にアクセスして、今後の動画や既存の動画にデフォルト設定を適用させることができます。埋め込み設定の詳細については、「動画プレーヤーをカスタマイズ」を参照してください。
動画のタイトルや概要を編集したい場合は、「情報を編集」ボタンを押すと新しいダイアログボックスが開かれます。次に進む前に「保存」を押してください。
すべて準備が整ったら「変更を保存」を選択します。これでその設定があなたの Vimeo 動画に適用されます。
クイックオプション
各動画の横にある三点リーダ (...) をタップして以下の詳細オプションを表示します:
- あなたの動画を削除
- 動画のリンクをコピー
- レビューページを生成 (Pro / Business / Premium のみ)
- 動画の埋め込みコードをコピー
- 動画をブラウザ内の vimeo.com で開く
- 動画を置き換える
プレーヤーをプレビュー
どの動画も「すべての動画」の項目でクリックすればプレビューすることができます。プレビュープレーヤーでは、デフォルト設定の自動モードが使われるため、終了画面やカスタムプレーヤー管理、ロゴなどのカスタム埋め込みオプションは表示されません。
VOD 動画
VOD ページに添付された動画の設定を調整するには、お使いのブラウザから vimeo.com にアクセスする必要があります。アプリでは、タイトルや概要などの設定を編集することはできますが、VOD 動画のカスタム設定 (プライバシーや VOD ページの機能など) はサポートされていません。
ライブイベント
アプリ内でのライブイベントへの対応は限られています (アーカイブ済みのライブイベントも同様です)。設定の調整や動画のプレビューを行うことはできません。動画リスト内でライブイベントをクリックすると、自動的にお使いのブラウザの動画ページに移動されます。アプリ内からは、ライブ動画の削除、動画リンクのコピー、埋め込みコードの取得のみが可能となっています。
アプリのアンインストール
Mac から Vimeo アプリを削除するには、以下の手順に従ってください:
- Finder で、上部ナビゲーションバーから「移動」をクリックし「アプリケーション」を選択します。
- Vimeo アプリを見つけたらゴミ箱へとドラッグします。
- ゴミ箱を空にしてアプリを完全に削除します。