動画のアップロード自体は正常に完了したものの、変換に失敗したり正しく再生されない場合は、ソースファイルに問題がある可能性があります。この記事では、よくある変換エラーと、動画を問題なく視聴できるようにするための解決方法について説明します。
記事の内容:
変換の問題が発生する原因は?
動画のアップロードが正常に完了していても、いくつかの技術的要因によって正しく変換されない場合があります。これには、以下の原因が含まれます。
- ファイルの破損:ソースファイルが破損または損傷している場合、変換が停止したり、動画の途中で再生が失敗する可能性があります。
- エンコードのばらつき:可変フレームレートや正方形でないピクセルは、同期の不整合や予期しないアスペクト比につながる可能性があります。
- 複数トラック:音声トラックや映像トラックが複数含まれているファイルでは、エンコーダーが判断できず、トラックがランダムに選択されてしまうことがあります。
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フォーマットの互換性:Vimeoでは、以下のファイル形式のアップロードや再生可能な動画への変換はサポートされていません。
- PowerPointまたはKeynoteファイル(例:.key、.pptx、.ppt、.pptm)
- ドキュメント(例:.pdf、.txt、.doc、.docx、.xlsx、.xml)
- DVDビデオディスク情報(例:.IFO、.ISO、.BUP)
- 音声ファイル(例:.mp3、.wav)
- プロジェクトファイル(例:.wlmp、.prproj、.imovieproj、.camproj)
- GoToMeetingファイル(例:.g2m)
- Webexファイル(例:.arf、.wrf)
ファイルの破損を修復する方法
破損は、撮影、編集、またはエクスポート中に発生する可能性があります。解決するには、以下の方法をお試しください。
- ソースファイルをテストする:QuickTimeやVLCなどのプレーヤーでファイルを再生し、最後まで問題なく再生できるかを確認します。
- 動画を再アップロードする:ファイルがご自身のコンピューターで正常に再生できる場合は、動画を再アップロードするか、既存の動画を置き換えてみてください。詳しくは、「動画のバージョン管理とアクセス履歴の管理方法」をご覧ください。
- 再書き出しまたは再エンコードする:問題が解決しない場合は、使用している編集ソフトウェアから動画を再書き出しするか、HandBrakeなどの無料ツールを使用してファイルを再エンコードしてください。
可変フレームレートとアスペクト比の問題を解決する方法
Vimeoでは、すべての動画を固定フレームレートおよび正方形ピクセルに変換します。同期や表示の問題を回避するには、以下を実施します。
- 固定フレームレートを設定する:お使いの編集ソフトウェアが可変フレームレートではなく、固定フレームレートでエクスポートされるように設定されていることを確認します。
- 正方形ピクセルを使用する:書き出し設定で「アナモフィック」動画に関するオプションがあれば無効にし、動画が正しいアスペクト比で表示されるようにします(例:HDの16:9 動画をSDの4:3として表示しない)。
- トラックをミックスダウンする:最終的な書き出しをする前に、編集ソフトウェアで動画と音声トラックを統合し、単一の動画と音声トラックを含むファイルをアップロードしてください。
推奨される次のステップ
- 最適な書き出し設定については、「圧縮ガイドライン」をご覧ください。
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変換エラーが引き続き発生する場合は、サポートにお問い合わせください。その際、メッセージには以下の内容を含めてください。
- 問題が発生している動画へのリンク。
- 動画内で起きている想定外の挙動の概要(タイムスタンプ付きが望ましい)と、本来期待される挙動。
- サイト全体の問題については、Vimeoのサイトステータスページをご確認ください。