作品を最適な形で見せるために、Vimeoでは以下の圧縮設定をお勧めしています。動画のアップロード方法は、こちらでご覧ください。ファイルサイズの上限は 120 GBです。
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動画
コーデック
コーデックとは、動画がエンコードされる形式を指します。ほとんどの主要なコーデックに対応していますが、最良の結果を得るには、次のいずれかを使用することをお勧めします。
- H.264
- Apple ProRes 422 (HQ)
- H.265(HEVC)
フレームレート
動画のアップロードを準備する際は、動画のネイティブフレームレートを維持して圧縮することが最善となります。映像が 60 FPSを超えると、フレームレートが自動的に下がります。動画全体を通してフレームレートを一定に保つことをお勧めします。「可変」フレームレートではなく、常に「固定」フレームレートを選択してください。
Vimeoでは多数のフレームレートを受け付けていますが、以下のものが特によく使用されています。
- 23.98
- 24
- 25
- 29.97
- 30
- 50
- 59.94
- 60
ビットレート
ビットレート(データレートとも呼ばれる)は、動画の画質とファイルサイズを制御します。動画編集ソフトウェアにオプションがある場合は、「可変」ビットレートを選び、以下の範囲から値を選択してください。ファイルが大きすぎる場合や、ソースファイルの画質に満足できない場合は、さまざまなレートを試すことができます。
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画質 |
ビットレート(Mbps)* |
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SD |
2 – 5 |
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720p |
5~10 |
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1080p |
10 – 20 |
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2K |
20~30 |
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4K |
30 – 60 |
*CRF(Constant Rate Factor、固定品質)を指定可能な場合は、18 以下に設定するのがお勧めです。ProResについては、動画エディターの標準プリセットに従ってファイルをエクスポートします。例えば、解像度が 1080p、FPSが 29.97 のProRes HQのFinal Cutでは、目標ビットレートとして 220 Mbpsが指定されています。
解像度
動画にはさまざまな形やサイズがありますが、これらは最も一般的な形式の一部です。ピクセルアスペクト比1:1または正方ピクセルで動画を圧縮することをお勧めします。
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フォーマット |
解像度(px) |
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標準画質(SD) |
640 × 480 |
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標準画質(SD) |
640 × 360 |
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720p HD |
1280 × 720 |
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1080p HD |
1920 × 1080 |
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2K |
2560 × 1440 |
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4K UHD |
3840 × 2160 |
カラー
Vimeo OTTで高精度に色を再現するために、色空間情報を含むファイルのアップロードが推奨されます。
注:一部のソフトウェアでは、色設定を操作できない場合があります。
プライマリーカラーとマトリックス係数
Vimeoではすべてのプライマリーカラーとマトリックス係数をサポートしていますが、推奨しているのは、BT.2020(Rec. 2020)またはBT.709(Rec.709)です。プライマリーカラーとマトリックス係数の両方に同じ値を使用できます。
色変換特性
標準(SDR)動画では幅広い伝達特性に対応していますが、HDR動画ではPQ(SMPTE 2084)またはHLG伝達関数にのみ対応しています。PQ(SMPTE 2084)転送関数を使用している場合は、動画の色彩がすべてのデバイスで高精度で表示されるように、次のメタデータを必ず含めてください。マスタリング用ディスプレイのカラーボリュームのメタデータ(SMPTE 2086)およびコンテンツ輝度情報のメタデータ(CEA 861.3)。このメタデータは通常、ポストプロダクションで自動的に追加されます。
ビット深度
Vimeoはさまざまなビット深度に対応していますが、最高画質で表示するために 10 以上のビット深度をお勧めしています。ハイダイナミックレンジ(HDR)動画のファイルがVimeoでHDRと見なされるためには、10っf以上のビット深度が必要です。
スキャンタイプ:プログレッシブ
Vimeo OTTは再生するすべての動画をプログレッシブ方式に変換します。最良の結果を得るために、アップロード前に動画のインターレースを解除することをお勧めします。
コンテナ
MP4、MOV、AVI、WMV、FLVなどのほとんどの標準コンテナをサポートしています。
注:ファイルにはリーダー、カラーバー、トーンを含めないでください。ファイルは配信されたとおりの状態でユーザーに提示されます。また、Vimeo OTTは長方形ピクセルアスペクト比、Apple Intermediate Codec、HDV 720p60を受け付けません。
オーディオ
重要:動画をアップロードしてトランスコーディングするには、オーディオトラックが必要です。動画が無音の場合でも、無音のオーディオトラックでエクスポートする必要があります。ウェブでの再生は正常に機能しますが、一部のプラットフォームではオーディオトラックなしでは動画を再生できません。
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コーデック: |
AACまたはOpus |
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ビットレート: |
320 kbps |
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サンプルレート: |
Vimeoはほとんどのサンプルレートを受け付けていますが、動画でよく使われるのは 44.1 kHzと 48 kHzです。 |
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チャンネル: |
2.0 ステレオ - L & R 5.1 サラウンドサウンド - L、R、C、LFE、Ls、Rs 注:Dolby Atmos、DTS、またはDolby Digitalでアップロードされたビデオは、標準の5.1にミックスされます。 |
コメンタリー/解説トラック(副音声) - 映画にコメンタリー/解説トラックを含めるには、動画エディターに含まれるこのオーディオトラックで映画をハードコーディングする必要があります。出力された動画は、映画に付随する別個の動画ファイルとして提供されます。
トランスコーディングプロセス
映画がアップロードされると、トランスコーディングプロセスが開始され、準備ができ次第販売者にEメールが届きます。トランスコーディングは、ストリーミングとダウンロードに適切なサイズと形式で(マスターファイルに応じて)行われます。
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出力 |
条件 |
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1080p MP4 のダウンロード |
ソースファイルの解像度は 1920 x 1080 以上が必要 |
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720p MP4 のダウンロード |
ソースファイルの解像度は 1280 x 720 以上が必要 |
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540p MP4 のダウンロード |
常に作成 |
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360p MP4 のダウンロード |
常に作成 |
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アダプティブストリーミングファイル |
常に作成 |
字幕
Vimeoではハード字幕を受け入れています。この方式では字幕は編集プログラムで動画内にエンコードされる必要があります。また、ソフト字幕も受けれています。この字幕はプレーヤーで作品と共に再生され、別途ダウンロードも可能なテキストファイル(.srtとvttのみ)です。詳細はこちらをお読みください。
字幕の仕様:
- フォーマット:SRTまたはVTT
- タイムコード:SRT形式である必要があり、例えば、「00:00:07,751」(hh:mm:ss,ms)などと表示されます。「00」で始まることに注目してください。他の形式では「01」で始まることがありますが、Vimeoの動画プレーヤーでは「01」によってSRTのタイムコードが1時間オフセットされます。この問題を解決するために、Jublerを使用して時間をシフトさせることができます。字幕はSMPTEタイムコードでなくメディアのタイムコードを参照する必要があります。
- エンコーディング:SRTがUTF-8形式であることを確認してください。外国語の文字を表示する場合に最適です。
ダウンロード可能な圧縮プリセット
この記事の下部に、 Adobe Media Encoder 、Compressor、HandBrake(無料ダウンロード)にダウンロードおよびインポートできる設定プリセットをいくつか載せています。これらを使用して、作成した動画を当社の仕様に合わせてエクスポートします。